森巣

2007年4月2日
森巣博の「二度と戻らぬ」(幻冬舎)読む。

韓国の映画「オールドボーイ」の
モチーフそのまま焼き直しという率直な感想もないではないが、

70年代学生運動のどうしようもない
内ゲバの過去の亡霊が何から何まで、現代に蘇ってくるところは
壮絶。

因果応報である。

今の私の人生はすべて私の過去の判断から成り立っている。

そう受け止めて、次はいい判断をしようと
心がけるところからはじめないといけない。

「いい方向」というのは難しいが、
裏切ることだけは慎みたい。

「沈丁花 二度と戻らぬ道なりき」

それにしても

今日ビルから見た、黄土色の空は
上海の空に似ていた。

大陸にいるのかと錯覚した今日だった。

「ハイヒールって、西洋の纏足よ。女性の自由を制限する目的で男がデザインしたものなの。自分の自由意志でそんなものを履いていると思っている若い女性たちを見掛けると、わたしたちが二十年も昔にやってきたことは、いったいなんだったのだろうか、ってとても哀しくなってしまう」(前掲書 P8)

当たり前の話だが、女性が自由にならなければ、男性は自由にならないし、男性が自由にならなければ、女性は自由にならない。

で、何がいいたいのさと問われれば、
お互い甘えんなということだ。

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