山口へ

2007年2月18日
会社の金はあてにせず、
勉強をかねて山口市へ。

知り合いのお勧めで戦国時代の大内氏の寺、瑠璃光寺に
雨でずぶぬれになりながら見てきた。曹洞宗、禅寺。武士の気風はまだかすかに残っていてシンプル。
京都の寺はすべて拝観料をとる、そういうもんだと思っていったが無料。裏には墓もあり、檀家でも潤っているのだろうが、国宝五重塔がある。有名な寺。
ちなみに山口市はやたらと寺が多い。唯一金をとるのは雪舟ゆかりの寺だけ。
会津もとてもシンプルだが、長州も会津もどちらも純粋な人々同士が戦ったのだろうか、とちと感慨。

革命で政権とった地方なのに、新幹線も高速道路も通っていない。珍しい県庁所在地。産業がないため税金が高く、小郡町と合併しようとしたときも寸前まで渋られていたという。新幹線の小郡駅も小郡町と合併して新山口駅に改称。これもここに市役所をもってくる、という約束があってのことらしいが、市役所が外に出たら、この街どうなるんだろう・・・というくらいコンパクト。

メインは全面ガラス張りの山口情報芸術センター。
磯崎新設計。

市立図書館と演劇、現代芸術、ライブなどのパフォーマンススタジオをミックスさせた施設。

NHK山口、ケーブル山口などが隣接。

キュレータの方が有名でとても招致に熱心。

だからこんな私でも足が向く。

独りでうろうろしていた。

図書館では申請すれば、無料で無線LANができる。
(なぜか私のPCは認証できたが、つながらず)

イタリアンのレストランも併設。昼、夜とお世話になってしまった。

レストランも図書館も正面が広大な芝生の公園になっていて快適。

ノイズ系の現代音楽のイベントに参加。
ATAKのツアー。
個人的にはこういうイベント、好きなのだが、
それぞれだろう・・・。

結局夜10時まで音響の荒海に溺れる。

山口から新山口行きの電車はすでになく、タクシーで・・・。

「市内に産業がなく役人しか住んでいない町」というコンパクトシティー山口市でなんで
こんな先進的な施設ができたのか?

きくところによると、市民で熱心な方がいて先代の市長を巻き込んで作ってしまったとか。
坂本龍一もここ最近毎年来てイベントを行っている。

「センターの大きいスペースでも500しかないからすぐうまってしまい、会員になっていてもリザーブできない」とか。

「もう少し大きいのをつくってくれればよかったのに、県立ホールでも1500で中途半端」、とか。

カナダ人ダンサーによる山口市内の橋の上でのダンスパフォーマンスのイベントもあったようだ。この夏に一ヶ月間、毎日定期的に踊っていたそうである。その展示も現在行われている。

大阪でも見れないような上質(というかあっても埋もれてしまう。東京、京都でも然り)な何かに触れて育った子供たちはどうなるのか。

息の長い活動を期待する。

発見としてはJR西日本エリアで運行されている、レールスターひかりの指定席はグリーンなみの左右2列の配置。のぞみより遅いが快適。

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