不都合な真実

2007年1月20日
「ダーウィンの悪夢」との違いはお国柄の違いか。

「WE CAN DO THAT!! YEAH!!」
みたいなノリが通底低音であるような。

CO2排出量や自動車排ガス規制ではダントツの
駄目さだから、
アメリカががんばればかなり改善することは確かである。
現状のままであれば・・・。

中国、インドは完全に無視しているが。

日本語版パンフレットのペラペラさは噴飯ものである。
HAKUHODO DYMPがんばってよ。ちょっと。
DTはケータイアドで公取に大目玉の今のうちに。

ランダムハウス講談社から発売されている
ゴア氏の「不都合な真実」の訳本はいい。
映画で覚えそこねたウィットにとんだ
メッセージが収録されている。

アプトン・シンクレアの言葉が印象に残った。
「あることを理解しないことを条件に雇われているひとに
その「あること」を理解させるのは困難である」
(若干いじりました。訳がちと意味不明。原文はもうすこし
具体的だったと記憶している)

「あることを理解しないことを条件にこの国に住んでいる人に
その「あること」を理解させるのは困難である」
って感じでもいえるな。

他にもマークトゥウィンの「真実を否定してはならない」
というのがあったが、映画ではもうちょっと長かったような気がするが錯誤か。

EU駐日代表部にはホストスピーチが年系列で読めるようになっているのを見て、ちょっと違うなと思ったが、引用の使い方とかは言葉に対する価値観が違うような気がすると本筋とは脱線したこの映画の感想。チャーチルはまあお約束として。危機にはでてくるよなこの人。ほんとに大戦末期のイギリスって危機だったんだろうなあ・・・。

もうひとつは映画のためにゴアはこのプレゼンをつくったのではなく、その前から彼の仕込みで(おそらくPR会社などは関与しているだろうけど)1000回以上も世界で行っていたらしい。

会社でのプレゼンの参考になるなあ。間合いの取り方とか、
見せ方とか。モニターなんか左右に置いてあって、トピックの転換に応じて、彼はそのモニターまで動いてそれぞれのサイドの聴衆にバランスよく語りかけていた。

手には当然ペーパーはないし。

アップルPCのプロダクトプレイスメントはお約束。
あとマップではグーグルもお約束。
しゃーないよね。アドバイザーで、ボードメンバーなのだから。

まーそんな大人の事情抜きにしても青臭さ100%である。

加藤こーいちとか、たにがっきーもこんな感じでやれば
教科書に残るのになーと。密約騒動起こしてる場合ではないはずだ。

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