Al-Jazeera

2006年1月12日
という本が光文社から出ている。

去年の夏に買っていたが、
読んでいなかった。

ヨルダン川西岸地区のラマラ支局の
ワリド・アル・オマリの仕事は
メディアそのものだ。

なにかとなにかをつなぐ仕事である
のだが、

彼のところで象徴的なのは
パレスチナとイスラエルとの
間で携帯電話で直接話すことができないので、
常時二つの携帯電話をもっていなければいけない、
ということ。
(実際は三つ持っていてもう一つは国際電話用)

イスラエルのナザレ生
アラビア語とヘブライ語をそれぞれ話す。

イスラエルの国会中継の同時通訳もできる。

「medi-」は「中間の」という意味の接頭辞。
「medium」「中間・媒体」という名詞の複数形が
「media」

分断された二つの間で、
まさしく「メディア」の役割を果たしている。

戦場はぞくぞくする、とか血が騒ぐ、アドレナリンが
といった言葉はまったくなく、
冷静。

「一つの場所に二つの対立する社会が存在している地域では、
よほどうまく立ち回らないと、取材などできるものではない。
ここでの取材はそれほど細心の注意を要する非常に微妙な仕事なのである」(P99.L5〜7「アルジャジーラ」光文社 2005)

そりゃどんな仕事でもそうだ、言われれば、そうだが。

「他のアラブ系衛星放送局からもいくつか誘いは受けていたが、
毒にも薬にもならないニュースを流し続ける放送局には興味はなかった。だから、ここはひとつ新たに開局する無名の放送局に賭けてみようと思ったのだ」(P99,L17〜19)

このヒト、ここに落ち着くまでにいろんなメディアを
転職してきている。官公庁の広報、雑誌記者、ラジオ局のリポーター、解説者、テレビ記者などなど)

まー誘いがいくつもくるなんていいわなー。

妻はある大学の副学長。

妻は学者がいい、というのは
日本でもある酒場で酔っ払ったおばちゃんから聞いたことがあるのだが、本当か。

最低でも共働きだろう。

なんかあったらすぐに別れることができるから。

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