発端・拡大・収束

2005年2月21日
雪球が斜面を転がりながら
大きくなっていくように、
ある事件が拡大していく、

ということがある。

勉強になった。

本田靖春の新刊を探しに梅田の書店をうろうろする。
発注しないと手に入らないらしい。
まー読みにくいし、内容は重いし。

話題の本なんてあまり興味ないし、
かなり偏っている。

これもひとつのファッションなんでしょ、
といわれればそうだし。

NHK取材班のJCO事故を本にまとめたものを買う。
別にテーマに興味があったわけではぜんぜんなく、
文体に私の好きなリズムがあったからだ。
また債権リストにひとつ増えた・・・。

これからは制作者クレジット前面に出した方がいいのではないか。
いいな、と思ったものはやはり前いいなと思った人
がかかわっている。

今回もユーゴの撮った人が構成やってるし。
NHKには腐った人がたくさんいるのだろうが、
掃き溜めのなんとやらみたいな人もいる。

「○○テレビです」とか「○○新聞です」黄門さまのように
控えてしまって
コメントするようなブランド盲信的取材対象者は内心疑う。
楽っちゃ楽だが。そんな人いっぱいいたほうが
社会にとっていいことなのか。
「稼ぐが勝ち」ならとってもいいことかもね!

そういう盲信人の言うことは本音ではないから突き崩すまでにもう何回か必要だろう。
それはそれで精神構造に興味をそそる人たちだ。
パワーが残っていたら抉りたい。

むしろおめーには話さない、という人のほうがまっとうなような。

ブランドはいいけど、だめだ。
好きだけどさ。

「私戦」「私の中の朝鮮人」
読了。

恐らく戦中世代は戦時のことを客観的に語れ
(あるいは突き放して語る)
というのは無理。
ものすごく苦しみながら書いているのがよく伝わってくる。

今の世代はまず本田世代の苦しみを
受け止めないと(受け止めたと誤解しないと)
先には進めないと思う。
本田世代はそのとき誰かを痛めつめているなど
露ほども感じていなかった。
感じた(と誤解している)本田でないとできなかった。

重い、読みにくいと捨ててしまうのは
今の時代、とても簡単。

私は当事者となって誰を痛めつけているのか。
そこが気にかかる。

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