阿部勤也、朝日文庫。

講演の起こしなのですぐ読めるが、
内容は重い。

口先人間の罪は重い。

個人の復権とか
自己主張をしようとか
正義は勝つとか、
革命だとか、

抽象的で甘く気分の言いことは
ガンガン言うけど、何も変わらないし

やっぱり「僕」が世の中で生きていくこと
のしんどさは全然かわらない。

むしろまじめに上記の行動をすると
そのスローガンを唱えた者さえも
サポートしてくれない。
賢く頬かむりだ。
人間は日本人しかいないと思い込んでいるから
こうした現象が起きる。

「はしごをはずされる」とは日本にしかない
表現ではないか。


この「世間」を生きる知恵というものは
自分で探すのが筋だとは思うが、
教育機関でまったくこのこと
に触れないで安易に理想を垂れ流すのは
犯罪的だと思う。


まずは世間と仲良く。
会社の場を読み解くのに
もう三年。

冬虫夏草の気分で。

「深く潜れ」とは良くできたアドバイス
だったと今でも思う。友よ。

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