通過点。

ある女性と付き合い始めた。

じっさい、何人かいいなと思う女性がいて、
それなりにそれぞれアプローチをかけていたりするのだが。

彼女とは一週間前の金曜に、偶然四年ぶりに尼崎の例の友人のカフェレストランで出会い、それから、二回会って付き合いはじめた。

あっさり僕の心を奪ってしまった。

「軽い女だと思われる」
と言っていたが、しごく普通な流れの気がする。

攻めていたのは僕だからか。ここまでくるのに
とても長かった。といっても一週間しかたっていない。
よく向こうも陥落してくれたものだと思う。

セックスとかそんなんも単なる通過点。
何人斬ったとかそんなんもどうでもいい。
イカセタとかそんなんもどうでもいい。
なめてもらったとかもどうでもいい。

じっくり、ゆっくり、そうやって関係をはぐくむのは僕らなりの社会への反抗である。

闘いはこれからだ。