知床7日目
2002年10月22日沢をひたすらつめていく。
途中から急なブッシュ。
ハイマツブッシュは藪こぎでも
最も難しい。枝が硬いし、枝と枝の間に
足を滑らすと、肩まで沈む。
ザックは30kgあったし、たまりませんでした。なれてくると、枝から枝へ反動を利用して
飛び跳ねるように移動できるようになった。
でも、天候は、山にいる間ずっと悪く、
必ず足を滑らせ、地獄に落ちていた。
ガスの中、知床岳山頂へ。
そこから崖沿いに歩くと、大きな沼が。
知床沼だった。とても幻想的だった。
枝にテープがまいてあるのを発見。
地図とコンパスで方位同定したら、
予定ルートである、ウナキベツ川の源頭部であることが判明。あとはひたすら下る。
下りに下って、海が見えた。
太平洋だ。
こちら側は海岸沿いに漁師の番屋がある。
人間の匂いがする。落ち着く。
人間が嫌いで実はとても好きなのが、
僕。
北方領土も見えた。単なる島である。
なかなかスケールのある山脈がそびえているようだ。
登りたい、と思ったことは言うまでもない。
朽ち果てた番屋の脇にテントを張る。
明日はいよいよ岬だ。
オホーツク海と太平洋がちょうど分かれるところ。
海岸沿いをひたすら歩くはずだ。
山に入ったら、そのパーティの下界での
人間関係は持ち込むなと言われた。
それだけ、持ち込んで致命的な山行きになってしまった事例が多かったからだ。
で、山行きを成功させる秘訣は
何か?
「その山行のためなら死んでもいぜ」
って考えている奴が一人いればいいのである。
それはパーティの人数には関係ない。
1人だろうが100人だろうが、その山行きは成功する。
死んでもいいやって覚悟した上でいかに冷たくなれるかである。
それはサバイバルのための戦略だと思う。
好きなものを持つということかもしれない。
僕にとって山というか、自然の中でいるということは、もう切っても切り離せない。
業みたいなもの。
今は何年か山を離れて、会社で働いているけど、
デジタル・ダートバッグの精神は持っていたい。
荷物ひとつでいつでも国内、海外のまだ見ぬ
山、川、岩、海、都市、人、空、雲を求めて
旅立つ準備は出来ているつもりだ。
I’m ready.
途中から急なブッシュ。
ハイマツブッシュは藪こぎでも
最も難しい。枝が硬いし、枝と枝の間に
足を滑らすと、肩まで沈む。
ザックは30kgあったし、たまりませんでした。なれてくると、枝から枝へ反動を利用して
飛び跳ねるように移動できるようになった。
でも、天候は、山にいる間ずっと悪く、
必ず足を滑らせ、地獄に落ちていた。
ガスの中、知床岳山頂へ。
そこから崖沿いに歩くと、大きな沼が。
知床沼だった。とても幻想的だった。
枝にテープがまいてあるのを発見。
地図とコンパスで方位同定したら、
予定ルートである、ウナキベツ川の源頭部であることが判明。あとはひたすら下る。
下りに下って、海が見えた。
太平洋だ。
こちら側は海岸沿いに漁師の番屋がある。
人間の匂いがする。落ち着く。
人間が嫌いで実はとても好きなのが、
僕。
北方領土も見えた。単なる島である。
なかなかスケールのある山脈がそびえているようだ。
登りたい、と思ったことは言うまでもない。
朽ち果てた番屋の脇にテントを張る。
明日はいよいよ岬だ。
オホーツク海と太平洋がちょうど分かれるところ。
海岸沿いをひたすら歩くはずだ。
山に入ったら、そのパーティの下界での
人間関係は持ち込むなと言われた。
それだけ、持ち込んで致命的な山行きになってしまった事例が多かったからだ。
で、山行きを成功させる秘訣は
何か?
「その山行のためなら死んでもいぜ」
って考えている奴が一人いればいいのである。
それはパーティの人数には関係ない。
1人だろうが100人だろうが、その山行きは成功する。
死んでもいいやって覚悟した上でいかに冷たくなれるかである。
それはサバイバルのための戦略だと思う。
好きなものを持つということかもしれない。
僕にとって山というか、自然の中でいるということは、もう切っても切り離せない。
業みたいなもの。
今は何年か山を離れて、会社で働いているけど、
デジタル・ダートバッグの精神は持っていたい。
荷物ひとつでいつでも国内、海外のまだ見ぬ
山、川、岩、海、都市、人、空、雲を求めて
旅立つ準備は出来ているつもりだ。
I’m ready.
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