いやいや。

2002年3月3日
京都北部、渓流沿いのログハウスでの
楽しい夜があけ、

北山の杉や、その他の木の植生、
そして、京北町に下りて、節分草を見る
ツアーに参加。

一言でいうなら、やばいです。
目先論にしばられ、長期的視野にたった
行動がとれないまま、
次の子供により悪化した地球を手渡さなければ
ならない状況に。

具体的には、十年以内に、日本の植生が変わる
可能性があります。
熊笹が暖冬小雪のため、いまの季節に葉が露出
し、雪に守られているはすが、霜にやられ
立ち枯れの状態。しかも、鹿に食われ放題。
熊笹の群落が縮小の一途。

鹿も大量発生。本来、大雪で、川で水を飲む
とき、滑って転んで、死ぬため間引かれるのですが、最近は全頭生き残ってます。減らない。

ひとつの植生が変わるのには、本来100年から、数百年の間にゆっくり変わっていくのですが、
これが10年以内に、ひとつの植生が消滅してしまうであろう勢いだそうです。

保護活動家の自己宣伝という、うがった見方
を差し引いても、やばいです。

昔の植林のセンスと現在の土建業者のセンス
は明らかに昔のほうがいい。

光を嫌う石楠花の花を守るため、檜をうえる
という行政の決定がなされたのですが、
業者は、おそらく、石楠花がわからなかったのでしょう、15mくらい群落からはなれた
何の意味もないところに一列にそれは綺麗に植えてました。人間の感覚も狂ってきている。


ある意味、現在の人間の状態はいいのかも
しれません。
効率、競争という、自分勝手な理屈のもと、
このまま自然と滅亡する可能性が高いからです。

道がだんだんと見えてきたような気がします。
今はただ、こつこつと歩をすすめるのみ。

だれがなんと言おうと。

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