沈んでいるわけではないのだが。

今日は恒例のカウンセリング
の日であったのだが。

「極度に従順である」
と告げられる。

確かにそうかもしれないが、
そうやって、医者の言うことを鵜呑み
にしていたら、結局同じことではないか。

「考えすぎだから、ボケーっとしてなさい」
と言われる。

うるせー。考えるのをやめたら
俺じゃねえ。

通知まちのスロを起こし、向かいの
スタバへ。

大阪に移り住んではや一年になろうとしている。歩いて、十分のところに大阪城天守閣
があるのだが、まだ登ったことがなかった。

すろと行くことにする。

天守閣から見た眺め。
キタには高層ビルが集積している。
おお。わが社の電波塔も見える。
関西経済の心臓部である。

振り返って、ミナミ。
すっからかーん。
なにもない。南海のホテルと全日空のホテルのみ。
確かに、店は多いし、若者は集まるのだが、
船場、堀江に代表されるように、
個人経営の店が多いため、
高層建築がない。

というか、大資本がなかなか入れないのだと思う。昔からの地縁、血縁がミナミにはあるらしい。
キタは阪急がつくった町であるから、
早くから、大資本があつまりやすい環境にあった。

そんで、核心。
通天閣方面。
更地みたいです。

その向こうには、泉南地区、例えば、
神戸製鋼とか、住友金属工業の高炉群。
転じて、摂津方面をみれば、
煙のけの字もありません。
西宮、芦屋、そして、岡本、御影に連なる
阪急沿線の高級住宅群ですな。
そして、箕面、茨木、高槻など。


こんな矛盾が日本にも存在します。
確かに金をもっているものは、快適な場所を
確保できます。問題なのは、それに見合った生き方をしているのか、ということです。
人間の良心に訴えるのがもはや手遅れだとしたら、すみやかに、良心がなくとも、機能する
システムを構築しなければなりません。

大阪の失業者の半分以上が、西成区にいる
という現実。
東京都山谷、横浜市寿町の全ての日雇い労働者を足しても、
大阪市西成区荻之茶屋（通称釜ヶ崎）
のそれには、はるかに及ばない。

自分の境遇を深く、感じ取り、
自分の能力に応じ、一生懸命、生き抜くこと。
簡単なことなのですが、なかなかできないものです。僕の愚かなところです。

明日は何を感じ取れるのか。